12 June 2012

うつくしま ふくしまの旅 その2


by Yoko


5月3日


湯温泉・玉子湯を後にして、会津若松へと向かいました。

やはり雨・・・往きと同じ磐梯吾妻スカイラインを走っても、ガッカリビューポイントが続くだけでしょう。

時間短縮のため、湯温泉から一番近い福島西ICから東北自動車道へ乗り、郡山JCTから磐越自動車道へ。

会津若松まで約1時間半でした。スカイライン経由ですと3時間はかかったことでしょう。


先ずは、鶴ヶ城見学です。

鶴ヶ城と聞けば浮かぶ「戊辰戦争」「白虎隊」「飯盛山」「松平容保」・・・・・

よーく調べて詳しく書こうかな・・・と思いましたが、それではなかなかレポートが進まぬ故

きっぱりと省略致しまする。潔く退きまする。


ただ、へぇ〜と面白く思いましたので、ひとつだけ。

新潮45・6月号 「名門と国家 なぜ会津藩は壊滅させられたか」徳川家広氏が書いておられます。

「新政府が会津藩を追いつめ、徹底的に叩いたのは、幕末期の松平容保の行動ではなく、伊達も蒲生も

上杉も都をおいた、東北の中心地である会津の戦略的重要性だったと考えるほうが、筋が通っている・・・」

だそうです。


鶴ヶ城(会津若松城) 明治7年(1874年)廃城。1965年に鉄筋コンクリートの天守が再建されました。


いざ、登ります。って、石垣を登るのではなく、城の中へ入り階段を登って行きます。



城内は博物館となっており、展示物も充実。松平容保の書は、線が柔らかくて美しい。

正面、飯盛山。 高層ビルもなく、落ち着いた佇まいの城下町。


眼下は「茶室麟閣」 千利休の子である少庵の建立。


枝垂れ桜が美しく


八重桜が咲き誇り。  

来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」 会津藩出身の山本八重、後に新島譲の妻となる八重が主人公。

主役の八重を演じるのは、綾瀬はるか。民放のドラマでの凛として健気な武家娘の演技がよくての起用かな、と

ひとり想像しております。きっと大河でも毅然として「ならぬものは ならぬのですっ!」と云うのであろう。

っとこれも想像・・・ 「八重の桜」詳しいことをお知りになりたい方は、自分でよーく調べてみよう。

すべて、読者に丸投げ方式のレポートでございます。

http://www.yae-mottoshiritai.jp/ ご参考までに。


桜は散っており残念でしたが、満開でしたらこの辺りなんて、綺麗でしたでしょうねぇ。


お次は「御薬園」 説明をよーく読むように。


心字池を配した回遊式の庭園。


木々の後ろの建物は 秩父宮妃勢津子殿下ゆかりの重陽閣。


「重陽閣は、松平家子孫秩父宮妃勢津子殿下御家族が、昭和3年会津若松にお越しの際に宿泊された

東山温泉新瀧旅館別館だったもの。昭和48年、ゆかりの深い御薬園に移設され、妃殿下のお誕生日が

重陽の節句の99日であることから、妃殿下ご自身によって重陽閣と命名されました。

移設後は一般に開放され、かつてはご会席や披露宴などに親しまれました。今でも堂々と建つ館には、

妃殿下「想ひ出の部屋」が残されています。」


「昭和3118日、昭和天皇の弟宮秩父宮殿下と松平節子様(ご成婚に際し勢津子と改名)とのご婚約が

正式に成立しました。

この吉報は、戊辰戦争によって破った朝敵の汚名に苦しんできた会津の人々に計り知れない希望を与え

同年7月の会津滞在では、会津地方一市五郡の人々がまさに熱狂的に歓迎しました

節子様は、妃殿下となられた後も来会され、御薬園にも二度来園されました。重陽閣には平成17年、

妃殿下のご功績を伝えるために「想ひ出の部屋」が開設され、お誕生日の99日には「重陽祭」が行われています。」


重陽閣の説明は、会津の菓楽堂さんのサイトから引用させていただきました。




新緑がほんとうに美しい。ずずず―っとご覧ください。





きゃらぼく、初めてみました。すごい枝振り。まるで阿修羅像の手のような。





もみの木の大きいことといったら・・・


庭園のお約束。立派な鯉がたくさん。


餌が欲しそうでしたので、買って(ひとカップ100円)与えました。鯉たちにも・・・





「カクレミノ」 名前の由来が知りたくなりますね。


鶴ヶ城や御薬園でゆっくりしすぎて、会津若松の町の散策をする時間がなくなりました。

散策は明日することにして、今宵のお宿、会津東山温泉・向瀧にまいりましょうか。


もう、ずっとずっと前から、泊まってみたかった向瀧。

6代目さんが、随分前から充実のホームページを作っておられるのを知っておりました。

女将さんのブログも、女将さんのお人柄なのか、とても温かく楽しいものです。

会津の歴史、文化のお勉強にもなりますよ。


向瀧は「登録有形文化財」のお宿です。

平成8年12月20日に「向瀧玄関一棟」が国・文化財登録制度第一号となりました。

いろいろご説明していると、いつまでたっても投稿できそうにありませんので、潔いわたくしは

(単に根気がないだけなのか)ここでも丸投げ一本!!! 詳しいことは向瀧のHPをご覧ください。


さて、ゴールデンウィークの予約にしては出遅れた私でしたが、なんとか中庭に面した「雪の間」が取れました。

全お部屋の写真がホームページに載っており、予約の際に希望を伝えます。

メールでお返事があったのは「帳場係」から。フロントではなくて「お帳場」です。なんか素敵!


三越デパートに「お帳場カード」なる大お得意さま用のカードがあることを知ってはいましたが

あるとき、三越劇場のチケット送付を電話で依頼し、カードを使用するとき「失礼ですが

お帳場カードでございますか?」と訊かれまして、もちろんそのようなカード客である筈もなく

しかも、カードは三越ではなく伊勢丹のもの・・・なんだか申し訳ないような気が致しましたが

「まあ、ほんとうにあるのだわね、お帳場カード!」と思った次第。大発見をしたような気分でした。


っと、話が大きく逸れましたが・・・私の話はいつも何の前触れもなく話題が変わるようでして

パパによく「あっ、今、話が変わったのね?」と云われます。

「そうよっ! ちゃんと話についてきて頂戴ねっ!」と強気な私。

パパもなにかと家庭生活で、気苦労が多いのだろうな〜 ははっ


お帳場という言葉は、よく磨きこまれた廊下や建具、木造建築の向瀧にふさわしく、いいわねぇ〜


さて、向瀧玄関。お出迎えの中、番頭さんのご案内で雪の間へと進みます。

階段が多いです。足の甲が薄い私はスリッパでの階段の上り下り、苦手です。

次回はルームシューズ持参だわね、と、既にまた、来る気になってます。

まあ、眺めのよいこと。正面の桜はほとんど散ってしまっていましたが、その後ろに枝垂れ桜が・・・


毎日、向瀧のホームページで桜の開花状態をチェックしておりました。

最初は、宿泊予定の日は丁度見頃かしら、という咲き具合でしたが、急に暖かくなったのと、前日の雨と風で

あらら〜〜らら〜 しかし、雨に濡れた瓦も美しく、瑞々しいお庭なのでした。


枝垂れ桜さん


この建築構造をご覧になれば、階段の多いのも「さもありなん」でございましょう。


この池の水は、裏の川へと流れていくそうです。


雪の間 お部屋に冷蔵庫がないのは、訳あってのことです。

冷蔵庫の音は、夜間など気になるもの。静かに過ごせるようにとのご配慮で設置されておりません。


代わりに、ポットの冷たいお水を召し上がれ。熱いお湯ももちろん別にあります。

雪の間は洗面所が広いのですが、写真なし。


さあ、楽しみにしていた夕食の時間です。

郷土料理もいろいろ出ます。


右、鯉の甘煮。 海のない会津では貴重なたんぱく源だった鯉。江戸時代より養殖されておりました。

「食べきれなかったときは、真空パックにしてお持ち帰りいただけます」と仲居さんが事前に教えてください

ましたので、ひとつそのまま残して持ち帰りとしました。

これはよいアイデアでご親切ですね。家に帰ってからも楽しめて、二度美味しい! 

お酒の肴によし、ご飯のお供にもよし。骨まで食べられるほど、しっかり時間をかけて炊いてあります。


上の写真、小皿に入っているのは「にしんの山椒漬け」

やはり貴重なたんぱく源でした。身欠きにしんを山椒と共に漬け込む「にしん鉢」は、会津本郷焼のものです。

にしんが収まりやすい四角の鉢で、金属の容器などで漬けるとお味が違ってしまうとか。どこかのサイトで

読みました。


下、パパは鶏肉が戴けませんので、代わりに鱒のお鍋にしてくださいました。






「こづゆ」さんです。以前、NHK夕方の番組でみて以来、食べてみたいと思っていたのです。

因みに栃木に「しもつかれ」というものがあり、これにも興味津々なのですが・・・


塗のお椀・手塩皿に入れるのが特色。かつてはハレの日のお献立だった名残。

会津若松の街で、こづゆの材料も買って帰りました。ちいさな麩、乾燥貝柱、銀杏、椎茸、きくらげと山菜が

セットになったものです。これに里芋、人参、白滝を用意すればすぐにこづゆが出来るのです。

お出汁は貝柱から。あっさりしていてお汁の量は多くないのが特色でしょうか。


デザートの量が程よくてよいわ〜 さっぱりしていて。


向瀧は会津藩指定保養所の狐湯が前身の宿。

きつね湯のお湯は45度と熱い! お風呂は他にも大浴場「さるの湯」や三か所の貸切風呂があり

何れも源泉掛け流し、加水、加温、循環なしでございます。

やわらかなよいお湯でした。


一夜明けて

写真右上の梁は、15メートルもある一本杉。


上の写真、ずずっと進んで左手に曲り、また右に曲がるとこの廊下へ出ます。右手は中庭。

ここをさらに進んで階段をあがると玄関へでますが、どこもしっかり磨きこまれていて気持ちがよいのだ!


朝ごはん。量も丁度良くて、ちゃんと作られたお品ばかり。おいしく戴きました。




そろそろチェックアウトの時間です。御名残惜しゅうございますが、この次は紅葉の頃か雪見の頃か・・・


玄関2階の大広間は見学させて戴けるとのことでしたので、旅立つ前に番頭さんのご案内でまいりました。

檜の大舞台。かつては能も舞われたとか。

1992年には「4極通商サミット」が開催されました。


ふたりで行った証拠!


格天井は、会津桐の柾目一枚板だそうです。


天井のシャンデリアや壁の照明は、時代によっての違いがあります。


女将さんのお見送りを受け車に乗りますと、お宿の方々皆さんで、ずらっと並んでのお見送り。

いつまでも手を振ってくださって・・・きっとまた伺いまーす、と固く固く心に誓うのでありました。


リワキーノさんも、かつてお泊りになって感動されたと伺いました。

建物、お食事、お風呂よし。、そしてスタッフの方々皆さま感じよく。

笑顔できっちりと仕事をこなしておられるお姿が心地よい、ちょっとほかではなかなかないお宿・向瀧。

私の拙いレポートをご覧になるよりも、今週の木曜日(6月14日)20:00、NHK「仕事ハッケン伝」で、

あるモデルさんが仲居さんとして修業される様子が放映されますので、それをご覧になるのが向瀧さんの

素晴らしさを理解する早道ではないかと思います。是非、ご覧あれ!


後日談:向瀧のお部屋に「登録有形文化財の宿向瀧」というリーフレットが置いてありまして「一冊800円ですが

お泊りのお客様に限り、売店にて400円で販売いたします」とスタンプが押してありました。

これを読むと向瀧の建築のことがよく解るので購入して帰りましたが、家で荷物を出していると、このリーフレットが

2冊もあるではあーりませんか!間違ってお部屋のも持って来てしまったのでした。

「いやだわぁ〜」 早速、送り返しましたところ、すぐにご丁寧なお手紙がまいりまして(お帳場の方から)

流石!!!とまた感動のyokoなのでありました まる


旅のレポートはこの先、会津若松、大内宿・・・へと続きます。