11 Jan. 2011

「中京の門幕と高瀬川一之舟入」

「おはよう、起きてる?」 リンダからモーニング・コール・・・・・

昨日の”夢の、手打ち庵宅新春新年会”の興奮冷めやらぬ内に迎えた、此処中京の朝

昨年来、”千円高速”恩恵で度々訪れている古都だが、トレッキングの本格派と共に寺社仏閣には殆ど興味示さなくなった私、、、

所謂、醍醐の桜や東福寺の紅葉に代表される庭師さんによって創られた名所の数々、、、もうよか、それよりも嵐山や東山の京都ではなく

私の云うところの ”古都ゴールデン・ブロック” 此処中京、人の香り豊かな日本屈指の「よか街」で迎える朝は興奮と共にやって来るのである

小雪舞う麩屋町通りにやって来たオッサン三人、「かなり冷え込んでるなあ」

某眼科医が新年迎えた此処「柊屋」には門幕無いけれど、シンプルで締まりのある先の尖っていない門松&注連縄飾り

今日は成人の日、目出度い日である

お向かいは、佐藤さんおばあちゃん・おかあさん・むすめさん三代揃ってやってはる伝統旅籠の「俵屋」

我々二人は柳馬場六角下がるの”修学旅行生御用達旅籠”泊、、、この時期空いていて角部屋一泊お一人様¥5000

此処は二食付いてはいるけれど、、、最低でもその十数倍は払わねば泊れぬ”博物館的旅籠”

昨年暮れクリスマスの頃、小春ママ友人の娘さん帰国して、、、嫁ぎ先ザルツブルグの貴族モーツアルト家が全館貸切したっちゅうから

名声は地球規模で伝わっていたんやろうな? 尚、東京での宿舎は六本木グランドハイアット、、、スイート全室貸切だっちゅうの!

日本は世界で稀有な全国民中流平等社会!? 御三家最後の”炭屋旅館”だが

流行ファッション雑誌読者だって、ヴィトンの旅行かばん持参で気軽に宿泊する恐るべき国家なのだ

朝食未だやった! 寺町の本能寺お隣の 鰻の寝床利用のお気軽カフェ(上島珈琲店)にやって来て

「モーニングお願い!」

憧れの”ゴールデン・ブロック” 住人のリンダ、、、「ここは来た事ないぞ」 

「このカップデカくない?」

創業400年、お数珠の注連縄!?

創業明治のすき焼き屋さん

我が家のお雛様も此処からのもの 

「やっぱ、ゴールデン・ブロックはええなあ」 飽きさせぬそぞろ歩き愉しんだら・・・・・

リワキーノの車、私が運転代行宜しく 色街散策に切り替えて・・・・・

桜の時期なら妖艶な街に変貌の祇園白川界隈

鴨川の向うには比叡山・・・・・

そしてやって来たのは高瀬川、、、、、木屋町通りの桜並木スタート地点、五条まで

この舟ですが、

高瀬川一之舟入とは木屋町沿いを二条から伏見淀川に至る運河で、京都と大阪を結ぶ水運の要となっていました。
慶長16年(1611)角倉了以によって起工され、三年後に完成しました。「舟入」とは荷物の上げ下ろしをする船溜所の
ことで、二条木屋町には船溜まりが復元されています

「あれがホテル・オークラなら確かこの辺りと違うか?」 丸竹夷二押し御池(京都通りの数え歌)

押小路行けば・・・・

「あれや!」

しもた屋風の店並ぶこの小路奥に・・・・・

ありました! 中華の名店 ”一之舟入”

噂には聞いていたけど ”超グルメの街京都”に欠けるのは美味い中華料理のお店 無難にホテル・アーケード内で我慢・我慢?

昨年ミラノ在住のTomoがやって来て、追っかけるようにやって来たTomoママ

「一之舟入さんやったらお勧めですわあ」

人気店だけあって満席の表示、、、「心配なか、予約しとうと」

「そうかあ、嬉しいなあ」

古い町家利用のこのお店

二階の部屋へ通されて

窓の向うには高瀬川、そのまた向うに比叡山

「なかなか風情あるお店ですなあ」 「やろ?」

つまみの揚げ物でレベルが判ろうという経験からして、大いに期待できそうである

では、、、乾杯!

前菜に数の子!? 実はこの味に皆絶句、蒸し鶏のネギ油も秀逸! 焼き豚見事でクラゲはサクサク・・・・・

お次は、、、プリプリ海老と舞茸のあっさりソテー、上質上湯の軽めのトロミから店のレベル伺う事出来る

「何で九州のあんたにこんないい店教えて貰えるんや?」 「いやあ、ここならお客さん招待したらきっと喜びますわ」

医食同源風スープ、、、大根とアサリの入ったものだが出汁には相当凝っている筈

「こりゃあ美味い!」 上質鶏と牛蒡の醤油仕立て、揚げ湯葉の食感が大変よか

これは嬉しい一品、、、お口直し的なもの 緑鮮やかな”碧玉竹”の歯応えは未経験ジャンルのもの

そして、蒸しパンにこってり煮込んだ豚 ソースに絡める蕪の何と優しい味

これはこれは、、、黒米のおかゆ

揚げ麩とネギにちょっぴり中華風なコリアンダー添えて口に運ぶと、、、口福時間の到来

デザートは、葡萄のゼリーと杏仁豆腐

「魏さん、美味かったばい!桃花林にせんで良かった!」 「そうですか、喜んで貰って何よりです」

いつまでも、我々の姿消えるまで見送って貰って、、、「後味抜群!」

ちょこっと座って半時間で済ませる日本料理屋の松花堂弁当¥5000もいいけれど

今日の手造り創作中華膳、二時間以上個室利用でお一人様¥3500! これ外す手はないやろな

〒604-0924 京都府京都市中京区
河原町二条下ル一之船入町537-50
075-256-1271 日曜定休日

後は、、、小春庵へのお土産調達 御所傍の寺町柳苑の銘菓 ”一之舟入”(偶然にも!?)

何か忘れてないかあ? そう 「リンダ云うとった出町柳の・・・」 「ふたばやろ?」 「そうそう、そこ行こか」

「何やあれ!?」 「今日はまだいい方、百人以上並ぶで此処は」

そうかあ、豆餅やな

上京区河原町今出川上ル青龍町236  TEL:075-231-1658
名物は豆餅、北海道産の赤エンドウ豆を水につけ、塩蒸しにしてから餅に入れ、こしあんを包んだ素朴なもの
あんの甘さと、赤えんどうのうすい塩味が混ざりあって絶妙の味に、庶民的な和菓子の店である

待つ事半時、、、我等の番がやって来て 「豆餅4パック!」 「誰がそんなに食べるん?」 「小春」

再び麩屋町へ戻って 「我が家はいつもここの千枚漬けやけど」 リンダ御推奨

お店売りの千枚漬けとしては京都最古の老舗との事

後日談 : 昨晩遅めのご飯いくらでもいけた!

お後は、、、錦で佃煮ゲット もうよかろうこの辺で・・・・・のぞみは西へ、、、小春待つ我が家へと

目出度い新春事始、、、、、皆さんありがとう! 今年もよろしくお願いします!