18 Aug. 2017


2017年8月 「ボストン美術館の至宝展」 都美術館


雨降りのお盆休み、気温も少し下がったので、
上野の都美術館へ「ボストン美術館の至宝」を観に行きました。

土砂降りのせいか、いつもは入場者の長い列が出来るロビーも
こんなに空いていました!

T.H
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今回はボストン美術館の、古代エジプト、中国、フランス、日本、アメリカなどの
作品が来ていました。

中でもフランス絵画は、比較的小ぶりながら
当時のアメリカ人富豪たちがヨーロッパで買い集めた
印象派の巨匠たちの端正な作品が並んでいました。

撮影禁止でしたので、サイトからご紹介します。



ミレー 「編み物の稽古」 1854年

バルビゾン地方の簡素な自給自足の家庭での風景。
編み物は大切な技術でした。



ミレー 「ブドウ畑にて」 1852−53年

ボストン美術館のミレーのコレクションは、フランス国外では最大だそうです。



コロー 「ボーヴェ近郊の朝」 1855−65年

コローはフランス各地の風景を詩情豊かに描きました。



ブーダン 「ベネチア サンジョルジュ島から見たサルーテ聖堂」 1895年

ブーダンはモネに戸外での制作を勧めたそうです。



シスレー 「サン・マメスのラ・クロア・ブランシュ」 1884年

イギリス人のシスレーはパリ周辺の風景画を多く描き、
最も典型的な印象派の画家といわれています。



ピサロ 「ポントワーズ、道を照らす陽光」 1874年




モネ 「くぼ地のひなげし畑・ジヴェルニー近郊」 1885年




モネ 「ルーアン大聖堂 正面」 1894年

30点にもおよぶ連作のひとつ。太陽の光が角度を変えるたびに
カンバスを変えて描いたそうです。



モネ 「アンテイーブ 午後の効果」 1888年




モネ 「睡蓮」 1905年

多くの睡蓮が描かれた中、最も深い色で描かれたひとつ。



ラトウール 「卓上の花と果物」 1865年

それぞれの果物の質感が、驚くべき技術で描かれていました。



クールベ 「銅製ボウルのタチアオイ」 1872年

パリ・コミューン時の反乱の責任を問われて、収監された監獄の中で描いたもの。
タチアオイは人生の終わりを象徴する花だそうです。



ルノワール 「陶製ポットに生けられた花」 1869年

花の描写の中にも柔らかいルノワールの世界が感じられました。



セザンヌ 「卓上の果物と水差し」 1890−94年

果物の描写に、セザンヌ独特の対象の捉え方が現れているとのこと。



ゴッホ 「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」 1888年

ゴッホの傑作である、ルーラン夫妻の肖像画の2点同時展示が、今回の目玉でした。
アルルに移り住んだ際、ゴッホが親密に付き合った夫妻として知られています。



ゴッホ 「子守唄、ゆりかごを揺らすルーラン夫人」1888年

夫人が手にしているのはゆりかごを揺らす綱です。



印象派の画家たちの作品群は
その個性がまだ強く現れる前と思われるものもあり、
ボストンの富豪たちが早くから彼らの作品に注目していたことが
わかりました。

しかし思ったのですが、
個性をあまり出さず、普通に描いた技量がまた素晴らしい巨匠たちでした。
当然のことなのでしょうが・・・。


というわけで、かんたんレポートでした。