27 Nov. 2016

「東北の旅 酒田から秋田へ」・・・・・Yoko

「夫のボヤキ」二日目。  今日もまた昨日利用した特急いなほ1号に乗る。

出発時刻まで「本間美術館」を見学することにしたが、美術館は展示物入れ替えのため閉館。

庭園・鶴舞園と清遠閣のみ見学する。



 

本間家別邸庭園・鶴舞園(かくぶえん)

文化十年(1813)四代本間光道が築造した鳥海山を借景とする池泉回遊式庭園。

池の中島に鶴が舞い降りたことから、藩主酒井侯により「鶴舞園」と名づけられた。

庭園の整備は、冬期間に港で働く人々の失業対策事業として実施された。

北前船が運んできた佐渡の赤玉石や伊予の青石などを配した、初夏の白ツツジ、

秋の紅葉が美しい風情豊かな庭園。               本間美術館HPより

 

紅葉の進み具合は



左手の木々の向こうに、昔は鳥海山が見え借景となっていたらしい。

今は木が伸びて残念ながら見えない。



時期外れの花菖蒲?



 

清遠閣

藩主酒井侯が領内巡視する際の休憩所としてつくられ、大正十四年には東宮殿下(昭和天皇)が

ご宿泊されるなど、酒田の迎賓館としても使用されてきた。

京風の精微な造りと大正ロマンを偲ばせるモダンな調度が心地よい建築。  本間美術館HPより。



 

清遠閣の一階は喫茶室になっており、庭園を眺めながらお茶やお菓子が戴ける。

清遠園や本間家旧本邸の昔ながらのガラス窓がよかった。

 

見学後は「いなほ」で秋田へ向かう。

秋田駅は昨年の秋も通ったところである。

昨年は、秋田から五能線に乗り青森まで行き、八甲田山や奥入瀬を訪れたのであった。

以前から五能線に乗りたかった妻。 実は妻は鉄子なのである。

時刻表をみるのが好きだったらしい。もちろん列車の旅も。

 

学生時代、関西旅行をして博多へ戻る時、往きと同じ山陽新幹線では面白くないと

山陰本線を「特急まつかぜ」に一人で乗って帰ってきたらしい。(12時間くらい?)

昨年は秋田から北の日本海沿い。今回は新潟から秋田まで。金沢からの帰りも日本海沿いを

旅したことがあるし、そのうちまだ乗っていない日本海沿いを列車に乗って本州日本海側制覇と

密かに目論んでいるのでは・・・・・と思うと怖い。

 

また余談だが妻は、スー女(相撲好き女子)でもあったらしい。

学生時代は西新界隈の朝稽古を観に行っていたらしい。麒麟児のファンであった。
(北陣親方ね)

因みに友人は千代の富士のファンで、朝稽古見学のときに狼のぬいぐるみに藤色のフェルトで

まわしをつけてプレゼントし、とても喜ばれた。

先日、その話を友人としていて、よく狼のぬいぐるみなんて見つけたわね、と友人に云ったら

「えっ、あなたが見つけてきてくれたんじゃない!」

と云われたらしいが、妻は自分が買ったことを全く覚えていないらしい。 

妻の記憶力、そんなものである。 日頃、自分の記憶力を威張るな― と云いたい。

 

仏像も好きで、これは人に云うと暗い人と思われそうで内緒にしていたらしいが、それも

みうらじゅんのお蔭で市民権を得たようだ。

鉄道、相撲、仏像と、皆が騒ぐ前から私は好きだったのだ!と、まるで自分は時代を先取りと

云わんばかりの妻である。

 

酒田を出てからはしばらく鳥海山が右手に見える。雄大な姿が美しい山である。

日本海沿いは風が強い。風力発電の風車をよくみかけた。

特急の名が「いなほ」と名づけられたのも納得。田んぼが続く。

稲刈りも終わっているところが多く、稲の干し方(天日乾燥)が今までみたことのない形で興味深かった。

車中から写真は撮れず残念であったが、同じ干し方を平泉でみかけたのでパチリ。



ネットの隙間から雀が侵入。



 

面白い読み方の駅名が多く見受けられた。

にかほ市にTDKの工場、非常に広い敷地にいくつもあった。

この地域の雇用を担っているのであろう。

 

秋田駅で秋田新幹線こまちに乗り替える。

お昼時で駅弁を買う。

 

田沢湖駅で降り、レンタカーを借りる。

田沢湖駅から今夜のホテルまで約1時間半であるが、途中「大沼」あたりを散策予定。

田沢湖の傍を通るので、ちょっと田沢湖を見てみようと提案。

妻に日暮れも早いし見るのはささっと・・・・・急ぐように云われる。

来年もまた来るんだから、と 妻。角館の桜を見に行くつもりだからそのとき田沢湖へも寄る、と 妻。

私 「え~ 聞いてないよ~ 」  妻 「まだ云ってないから 」

私の知らないところで、さまざまな旅の計画が立てられているのを実感した。

 

田沢湖。  まるで海のような波打ち際。

 

車を停めた土産物店の裏に秋田犬がいるらしい。

秋田犬見学できますの看板を目ざとく見つけた妻。急ぎ足で店舗裏に向う。

急ぐと云っていたのに、自分の興味のあることとなると別腹ならぬ別時間なのか― 勝手な人だと思う。

妻は日本犬が好きらしい。アメリカのミシガン州にで暮らす柴犬まるのファンである。

 

秋田犬が三頭。 狭い小屋の中であまり元気がない。

「ななちゃ~ん」と声をかける妻。ななちゃんは寝ているのではないか?  妻よ起こすでな―い。

観光客にみられたり声をかけられたり、可哀そうだねぇ~と妻。

そういう自分も観光客ではないのか―  今、声をかけとっただろうが―

なんだかよくわからない妻である。

 

山道を走る走る。 途中、硫黄の匂いが漂ってきたところは、玉川温泉近くであった。

かなり強烈な硫黄の匂い、おんせーん!感が充分すぎる。

 

黄葉の美しいところで、ちょっと車を降りる。

大場谷地  木道を歩いて一周30分の湿原がある。

 

やっと大沼に着く。

大沼の正面にある八幡平ビジターセンターで情報収集。

妻は、アオモリトドマツ(オオシラビソ)の香りが大好きらしい。

 

大沼のまわりを散策する。時間がないので急ぎ足で、熊ベルを鳴らしながら歩く。



八幡平ビジターセンターが向こうにみえる。

 

さあ、急ごう。

昨日は雪が降り、これから通るアスピーテラインは午前10時から午後5時の通行となっている。

美しい山並みが続くアスピーテライン。

 

大深沢展望台(1,560m

雄大な景色

 

強い風にさらされお可哀そうなアオモリトドマツ

 

5時少し前にアスピーテラインゲートを通り抜け、八幡平リゾートホテル到着。

二日目も無事に終わる。                                                  


つづく