29 May 2016

2016年5月連休の旅(4)大門 一乗院


T.H.


《 大門 (重要文化財)》


高野山の西端に立つ大門にやってきました
5時をまわり、夕日が大門を直射しています。




正面にまわると、これは立派です!

大門は開創以来、高野山の西の入口となってきました。
大門の前身はここより下にあり、鳥居の形をしていたそうですが
1141年頃に高野山の総門として現在の場所に建立されました。
幾度か再建され、現在の建物は元禄時代1705年の建造のもので
高さは25.1m、正面の幅は21.4mあり、重要文化財です。

1986年には全面解体修理が行われ
白木の状態に丹塗を施して昔の状態に戻されました。




この扁額の「高野山」の3文字は空海の筆跡で
残された文書の中から個別に3文字を拾って拡大したそうです。




極彩色の美しい模様も描かれています。




両脇の金剛力士です。
右の阿形像は京都の仏師康意左の吽行像運長によるものです。

 
  



道に降りて後ろに下がり、ようやくカメラに収まりました。




ここは西に開けていて眺望が素晴らしく
美しい夕日を見ることができました。
山の向こうに細長く銀色に光っているのは海でしょうか?




望遠で見るとやはり海で、船も見えました。
手前は紀伊水道で、その向こうは淡路島ということになります。




思わぬ景色も見れて、大満足で宿坊へ戻りました。




《一乗院》


今朝立ち寄って荷物を預けた一乗院。
今晩の宿坊です。




作務衣姿のお坊さんに迎えられ、
塗香(ずこう)というお香の粉を手のひらにいただき
すり合わせて清めました

こちらが客室です。中庭には石楠花が咲いていました。
高野山は冷えるので5月連休でもまだこたつが要るようです。




高野山の銘菓として知られるお茶受けのお菓子は
両方とも大変美味しかったです。

                 参考画像



客室に面している中庭です。
とにかく手入れとお掃除が行き届いています。




こちらが洗面で




こちらがトイレ。
宿坊も旅館も違いは無くなって来ているようです。




本坊の中を見せてもらいました。
襖絵と仏画が特長です。




これは古い襖絵だそうです。









夕食は精進料理です。
作務衣を着た若い修行僧の方々が御膳を何段も重ねて
きびきびと廊下を運んで来てくれます。

豆、きのこ、海藻、野菜・・・現代人に不足しがちな食材がたくさん目の前に!
肉や魚は使用していませんが気になりません。
このあと蒸し物、揚げ物、炊き合わせなども出てきて、量もたっぷりでした。

よもぎ豆腐の清汁、百合根の桜寿司、精進時雨煮(湯葉の甘辛煮)などの
珍しいものもありました。




庭がライトアップされました。



それではおやすみなさい。




おはようございます。今日も快晴です。





まず6:30からお勤めです。
この日は大勢の宿泊客が参加していました。
やはり一晩でもお寺に泊まると、自然とそういう気持ちなるのが不思議です。

そしてこの本堂の祭壇飾りや壁の装飾には見とれました。




お焼香をして、般若心経を唱え
最後に管長さんの講話がありました。
「お大師様の教えはどうしたら極楽往生できるのかではなく
どうしたらより良く生きれるのかなのです。」
というお話でした。




こちらは秘仏の愛染明王です。
よく見ると、明王様の左右の目が明らかにそれぞれ違う方向を向いているので
思わずそばにいらしたお坊さんに伺うと
「それが普通です。お不動様は常に全方向見落としなく見ているということです。」
とのことでした。私だけ知らなかったのですね、たぶん。





部屋に戻ると朝食が用意されています。
どれも結構で、最後に食べた紀州の梅干しをお寺の思い出に買いました。





それでは本坊のお庭を通って玄関へ









お世話になりました。





一乗院前の通りに出ました。
ここから金剛峯寺まで歩きましょう。





ー続くー