05 Dec. 2011

「料亭嵯峨野 訪問記」

石炭産業華やかりし頃、博多那珂川の河畔には多くの料亭や料理屋が軒を連ね、芸妓が行き交う粋な街であった

時代の流れと共に斜陽となった石炭産業に加え、福博のオーナー社長の数が減り、お座敷遊びの出来る粋人の多くが引退した 

当然ながら芸妓の数も減り、経済が下降トレンドをたどるなど時代情勢が変化、料亭も生き残りを賭けて苦心惨憺の様子・・・・・

そんな中にあって、料亭としては後発の此処 「嵯峨野」、、、本年7月に豪華建屋本格建替で度肝ぬかれたのは記憶に新しい

7月にランチで訪問しましたが、今宵は如何に? 期待胸に膨らませ玄関より入店

時代の流れか、併設の椅子席お手軽食事サロンはランチタイムとなればご婦人方で大賑わいとか

「今日は本式の嵯峨野、楽しみです」

随所に嗜好凝らされた本格派数寄屋造り、この手の込んだ造作には東北より招聘の宮大工の技が活かされているとの事

では頂きましょう・・・・・

行く年のウサギさん

前菜の器は博多人形師中村信喬さんの作品

蟹の真蒸

季節の椀

部屋お縁のすぐ横は那珂川の流れ

「唐長」のフスマに御簾に磨き丸太使用の長押、、、このコーナーだけでも”和風総本家”ですなあ

お造り 博多らしくサク切りのオキウトも・・・

季節の蒸し河豚は甘炊き 酢の物と野菜和え

これは来る年、龍サン

新築間もなく、杉と青畳の和の香りが部屋を満たしている

紅葉散って、やがて寒さ厳しい季節に、、、

ありがたい配慮は活き鯛のチリ

酢の物でスッキリしたら・・・

っと、その前に

先程来気になっていた可愛らしいフスマ取っ手のデザイン

唐長に浮かぶ姿をクローズアップ、、、中村信喬さんデザイン柄を今右衛門窯でこしらえた有田焼

「いやあ納得、良かった!」 「たまにはこんな食事処もいいもんやなあ」

そして女将総出によるお見送り・・・・・

「コレコレ、いい雰囲気! また来ないかんなあ、このサービスやったら」

嵯峨野
〒812-0018
福岡市博多区住吉2丁目21-19
TEL.092-271-5745(代)FAX.092-271-5748
営業時間/午前11時〜午後10時      

(午後8時30分までにお越しください)